効果や副作用を解説(グルコサミン)。

グルコースにアミノ基が付いた代表的なアミノ糖です。
体内においてグルコサミンは、軟骨や靭帯、心臓弁などに多く存在し、クッションのような働きで各部を保護しています。
現在では、DHCやサントリーなどのメーカーだけではなく、小林製薬や大正製薬などの医薬品メーカーもサプリメントを販売しており、コンドロイチンと共に口コミでも人気となっています。

グルコサミンの効果を解説。

もっとも代表的なグルコサミンの効能は、軟骨の再生です。
軟骨において、最も重要な成分が「プロテオグリカン」であり、これが軟骨に「弾力性」と「柔軟性」を与え、関節を保護しています。
グルコサミンは、プロテオグリカンの材料となり新たな生成を促進するだけではなく、軟骨細胞を刺激して、プロテオグリカンの生成を促進する働きを持っていますので、軟骨の再生に欠かすことができないと言われています。

上記の効果により、軟骨を再生させますので、関節痛の緩和にも役立ちます。

近年の研究により、血小板の凝集作用を抑制し、血液をサラサラにする効果を持っていることが明らかになっており、動脈硬化や脳梗塞などの予防に期待されています。

美しい肌に必要な保水性や弾力性を持っていますので、美容にも役立ちます。
また、 ヒアルロン酸の生合成を促進する効果も持っています。

上手に摂取するために。

コンドロイチンと同時に摂取しましょう。
グルコサミン&コンドロイチンの併用により、約700万人と言われている「変形性膝関節症」患者の内、50%以上の人が約1年間で軟骨が完全再生されたとの臨床結果が発表されています。

また、関節の健康のためには、ヒアルロン酸やコラーゲンも同時に摂取すると良いとされています。

グルコサミンの有効性。

一部ではありますが紹介します。
『独立行政法人−国立健康・栄養研究所−』より記事を転記しています。

・骨関節炎に経口摂取で塩酸グルコサミンは有効性が示唆されている。
・骨関節炎に硫酸グルコサミンは経口摂取でおそらく有効と思われる。
・顎関節炎に硫酸グルコサミン経口摂取は有効性が示唆されている。
・軽度から中程度の変形性関節症患者118名(50歳前後)を対象とした無作為化二重盲検並行試験において、グルコサミン500mgとメチルスルフォニルメタン500mgのいずれか、または両方を1日3回、12週間摂取させたところ、全ての投与群で疼痛指数、膨潤指数、痛みの視覚アナログ尺度評価、15m歩行時間、関節可動性指数、Lequesne指標(痛み、歩行能力、身体機能を評価)が改善、鎮痛剤の使用が減少し、その効果は併用群でより大きかったという報告がある。

グルコサミンを多く含む食品。

エビやカニなどの甲殻類の殻にグルコサミンは多く含まれています。

欠乏症や過剰症、副作用。

1日の目安量や推奨摂取量は、明確ではありませんが、不足すると、関節間の軟骨が、すり減ってしまい、硬い骨どうしがぶつかり、炎症や痛みを引き起こしてしまいます。

また、上限量についても、明確ではありませんが、副作用は殆ど無いと言われています。

摂取時の注意点。

ワルファリンと併用は、ワルファリンの効果を増強する可能性があります。

若年層の方が長期にわたり摂取すると、軟骨の自然な再生力を弱める可能性がありますので注意して下さい。

糖尿病の方は血糖値の変化に注意して下さい。

グルコサミン関連サイト紹介。

【グルコサミンの効果】やサプリメントの選び方。

関節の健康に欠かせない成分で、テレビCMや雑誌でもお馴染みのグルコサミンに関するサイトなどをこちらに紹介していますので、ぜひ参考にして下さい。

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