効果や副作用を解説(ラクトフェリン)。

鉄結合性糖タンパク質であるラクトフェリンは、「ラクト=ミルク(乳)」、「フェリン=鉄」に由来して名付けられたと言われています。
ラクトフェリンとは、母乳をはじめ唾液や涙、鼻汁など体内の外分泌液、白血球の一種である好中球に存在して、細菌やウイルスからの攻撃を防ぐ防御因子の一つと考えられています。
また、近年では内臓脂肪を減少させる効果に注目され、ダイエットやメタボリックシンドローム予防に活躍しています。

ラクトフェリンの効果を解説。

もっとも代表的なラクトフェリンの役割は、免疫力を向上させる効果です。
私たち人の出産直後の初乳に多く含まれており、抵抗力のないの赤ちゃんを細菌やウイルスなどの外敵から守り、成長を助ける成分として注目されていました。

ラクトフェリンには、整腸作用や内臓脂肪の減少効果があり、ダイエットや肥満予防、メタボリックリンドローム予防などの注目されています。
(人を対象とした内臓脂肪の減少効果については、潟宴Cオンによって確認されています。 )

ラクトフェリンは、花粉症やアトピー性皮膚炎、喘息などのアレルギー性疾患の緩和に効能があるとされています。
また、放射線被爆後に投与しても有効な効果を示す治療用の薬剤としても注目されていたり、強力な抗菌・抗ウイルス作用を持ちO-157やピロリ菌に対しても効果が期待されています。

ラクトフェリンの有効性。

一部ではありますが紹介します。
『独立行政法人−国立健康・栄養研究所−』より記事を転記しています。

・C型肝炎に対して有効性が示唆されている。
・ピロリ菌感染患者150名(試験群51名、50.1±11.1歳、イタリア)を対象とした無作為化比較試験において、ピロリ菌の除去に対して標準の治療法(7日間)にラクトフェリン400mg/日の摂取を加えたところ、除菌率が上昇したという報告がある。

ラクトフェリンを多く含む食品。

鉄と結合しやすい特性から赤みがかった色をしているため「牛乳の赤いタンパク質」とも呼ばれていたラクトフェリンは、私たち人を含む哺乳類の乳や、唾液、涙、血液(白血球)のほか、牛の乳(生乳)などに含まれています。

欠乏症や過剰症、副作用。

1日の目安量や推奨摂取量は、明確ではありませんが、不足すると、免疫力の低下を防げずに様々な疾病を引き起こす原因にもなります。
また、1日の上限量についても、明確ではありません。

ラクトフェリンは、初乳に含まれる乳児に欠かせない成分であることから、副作用が殆どないと考えられていますが、副作用としては下痢を起こす場合があります。
また、また、過剰量(7.2g/日)の摂取による過剰症としては、皮疹や食欲不振、疲労や便秘が報告されています。

ラクトフェリン関連サイト紹介。

http://www.sup-search.com/lactoferrin/
健康に、ダイエットに、美肌に役立つラクトフェリンの働きを詳しく解説しています。

免疫力を向上させるだけでなく、内臓脂肪を減少させる効能によってダイエット効果にも期待されているラクトフェリンに関するサイトなどをこちらに紹介しています。

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