効果や食品を解説(カリウム)。

元素記号(K)で、植物の樹木を燃やした灰に多く含まれており、「植物の灰」に由来してカリウムと名付けられたと言われています。
細胞内に多く存在し、浸透圧の調整、筋収縮や神経伝達などに重要な役割を担っているミネラルで、地味かもしれませんが、無くてはならない存在です。

カリウムの効果を解説。

代表的な効果としては、ナトリウムの摂取により上昇した血圧を下げ、正常に保つ働きです。
また、カリウムには腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制する働きがありますので、ナトリウムを尿としての体外への排泄させる働きもあり、生活習慣病の1つである高血圧を予防・改善するためのミネラルとして、とても大事です。
カリウムを豊富に含むリンゴを食べる地域では高血圧が少ないという報告もあります。

多くの酵素を活性化させる役割がありますので、筋肉のエネルギー代謝を助け、筋肉の収縮などを助ける効果があります。

ストレスが原因ではなく、腸の筋力低下が原因の弛緩性便秘なら、カリウムが持つ筋肉の収縮・弛緩を助ける働きにより、便秘の改善が期待できます。

上手に摂取するために。

ビタミンE(γ-トコフェノール)には、ナトリウム排出型利尿作用があり、カリウムと協力して働くと言われています。

カリウムを多く含む食品。

リンゴ、海苔、ひじき、わかめ、玉露(茶)、パセリなどに多く含まれています。

欠乏症や過剰症。

1日あたりの目安摂取量は、男性成人で2,000mg、成人女性で1,600mgで、不足するとナトリウムの調整がうまくいかず、高血圧を引き起こす他、低カリウム血症を引き起こし、筋力の低下や頻尿の原因となります。

上限量は明確ではありませんが、腎排泄により体内量がコントロールされているため、通常の食生活では、まず過剰症になることはないと言われてますが、腎臓に障害を抱えている方は、大量にカリウムを摂取した場合には高カリウム血症となり心機能障害になる危険性がありと言われています。

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