効果や食品を解説(モリブデン)。

元素記号(Mo)で、輝水鉛鉱という鉱石から発見された金属で、その鉛鉱がモリブデナと呼ばれていたことからモリブデンと名付けられたと言われています。
肝臓や腎臓にあるいくつかの酵素の働きを助け、糖質や脂質の代謝を助ける働きがあります。

モリブデンの効果を解説。

もっとも、代表的なモリブデンの働きは老廃物である尿酸の代謝に役立つことです。
体内では肝臓と腎臓に多く存在し、キサンチンオキシダーゼ、アルデヒドオキシダーゼ、亜硫酸オキシダーゼの補酵素として尿酸の代謝に役立ちます。
尿酸の排泄がうまくいかないと、高尿酸血症を招き、「風が吹いても痛い」ことで有名な痛風に引き起こす原因となります。
また、有毒な物質を分解する酵素の構成成分としても重要です。

「血のミネラル」とも呼ばれてるモリブデンは、鉄分の働きを促がす酵素の主成分として造血に役立ち、貧血の予防に役立ちます。
鉄欠乏性貧血予防には上記ミネラルの他になどが、巨赤芽球性貧血予防には葉酸ビタミンB12などが、溶血性貧血予防にはビタミンEなどが役立つと言われています。

上手に摂取するために。

上記に記載のとおり、鉄欠乏性貧血の予防 なら鉄分などといっしょに摂るように心がけて下さい。

モリブデンを多く含む食品。

落花生、枝豆、大豆もやし、納豆などに多く含まれています。

欠乏症や過剰症。

1日の推奨摂取量は成人男性は25mg、成人女性は20mgで、不足すると多呼吸、夜盲症などを引き起こすことがあります。

1日の上限量は成人男性は300mg、成人女性は240mgですが、過剰摂取しても速やかに排泄されるので、健康な人が通常の食生活で過剰症が問題となることはほとんど無いと言われています。
しかし、長期の過剰摂取は、関節痛や高尿酸血症など、痛風の様な症状が起こることがあります。

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