効果や食品を解説(ビタミンB1)。

水に溶けて油には溶けない水溶性であり、ビタミンB群の1つであるB1は、米糠から発見されたと言われています。
体内で炭水化物をエネルギーに変えるときに必要な栄養素で、不足すると乳酸などの疲労物質が溜まり、疲れやすくなりますので、現代人には大事な栄養素と言えます。

ビタミンB1の効果を解説。

もっとも、代表的なビタミンB1の働きは、疲労回復に役立つことです。
炭水化物が体内でエネルギーに変換するのを補酵素として助けているビタミンB1が不足すると、乳酸などの疲労物質が体内にたまり、疲れやすくなります。

中枢神経や末梢神経などの働きは脳によってコントロールされています。
脳のエネルギー源は主にブドウ糖で、ブドウ糖をエネルギーとして利用するにはビタミンB1が欠かせないことから、精神の安定や集中力の維持に役立つと言われています。
また、脳の神経伝達物質を正常に保つ働きがあり、近年の研究によりアルツハイマー病に効果があるとの報告があります。

足にしびれやむくみを伴う神経系の重病で有名な脚気の予防には必須のビタミンです。

上手に摂取するために。

ビタミンB1は8種類あるビタミンB群(ビタミンB2ビタミンB6ビタミンB12葉酸ナイアシンパントテン酸ビオチン)の1つで、ビタミンB群はお互いに協力しながらより効果を発揮しますので、ビタミンB群をバランスよく摂取して下さい。

あさりやはまぐり、わらびやぜんまいなどに含まれている「アイノリナーゼ」はビタミンB1の分解酵素なので、いっしょに摂取することは控えましょう。

生命活動に大事なコエンザイムQ10と同時に摂取することにより、より疲労回復に期待できると言われています。

ビタミンB1を多く含む食品。

米糠、豚肉、大豆、うなぎ、たらこ、ごま、まいたけなどに多く含まれています。

欠乏症や過剰症。

1日の推奨摂取量は成人男性1.4mg、成人女性1.1mgで、不足すると神経や脳へ悪影響を及ぼす恐れがあります。
また、著しく不足した場合には、全身倦怠や四肢の知覚障害などを伴う脚気を引き起こすと言われています。

1日の上限量は決められておらず、過剰に摂取しても吸収されないため、過剰症の報告もありません。

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